小さな誕生仏

現在、上原美術館仏教館にて開催されている「伊豆民間仏めぐり」にて、わが須郷中村集落の仏さまが展示されています。昨秋行われた30年ぶりの瑠璃薬師如来ご開帳。お堂の中に納められているバラエティ豊かな仏さまの姿を目にして、村の人たち一同びっくり。近くの美術館の学芸員さんに見ていただき、そのユニークさが認められたのか、今回の展示となりました。

ご開帳に参加できなかった子どもたち、夏に帰省した際に一緒に観に行ってきました。
幼子のような可愛らしい姿の十二神将、シンプルすぎる地蔵菩薩像、如来形像は眼に鋲が打ってあるし(まぢか⁉︎)、木造誕生仏(1枚目)は驚くほど小さくて、拙くて…。伊豆各地の村に祀られている精巧な仏像が並ぶ中、そのギャップに「えっ、うちの村のこれ⁉︎」。言葉を失う子どもたち。
だって縄文でも弥生でもなく、江戸時代なのよ。センターでスポットライト当てられ、輝いているけど、大丈夫なの? わが村の先祖の方々よ…。 
「もしかしたら、わが家の先祖さんが作ったものだったりしてね…。ありうるね…」。なんて失礼な話で盛り上がってみたり、すみません…。わが家のおじさん、ふざけて真似してるし💦

300年以上も前から人の営みがあり、疫病だったり、天災だったり、不作だったり、様々な苦難からすがる思いで祀られた仏様。肩寄せ合って生きてきたのだろうなと想像する。今、若い世代の人口はゼロとなり、集落のこれからは見えないけれど、小さな誕生仏は天を指す。仏さまに込められた祈りが、子どもたちの未来を指し示してくださいますように…。一緒に拝観できてよかったです。
「伊豆民間仏めぐり」は9/23まで。とてもとてもお勧めです。